
8年間で16万キロを超える走行をしてくれた愛車「日産セレナ 2.0ライダー」の売却を検討中の我が家。いつも通りディーラーへ下取りに出そうとしていたのですが、 今話題の「一括車買取査定 MOTA」の評判を聞き利用してみることにしました。
車を売却する際、MOTA車買取の評判は多くの方が気になるポイントです。「電話ラッシュがない」と話題のMOTA車買取ですが、実際の口コミや利用者の声を知らずに申し込むのは不安ですよね。
本記事では、実際にMOTA車買取を利用した体験談をもとに、リアルな口コミ評判から査定申し込みの詳しい流れ、さらに利用前に知っておくべきデメリットまで分かりやすく解説いたします。
車買取サービス選びで失敗したくない方、MOTA車買取の真実を知りたい方にとって、安心して利用できる判断材料が得られるでしょう。
高額査定を実現しながらストレスフリーな車売却を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
16万キロ超の車もMOTA車買取ならディーラーの1.5倍以上の値がついた!
実はMOTA車買取を利用する前にディーラーに査定依頼をしていたため、まずは約束した日にディーラーに車を持ち込み、査定をしてもらいました。


結果、ディーラーの査定額は、225,000円とのことです。


今まで下取り専門だった我が家にとっては、現状でこの金額がつけば十分かな…とも感じていました。
しかし、ネットで検索をしてみるとディーラーよりMOTA車買取の方が高い値が付くという口コミが多かったので、やはりMOTA車買取にもお願いすることに決めたのです。
常にネットの評判や口コミは、話半分くらいに捉えているのですが、さすがにここまで査定額が違ってくると驚きを隠せませんでした。
査定依頼した愛車日産セレナ2.0ライダーの詳細


メーカー | 日産 |
---|---|
車種 | セレナ(ステーションワゴン) |
型式 | DAA-GC27 |
年式 | 2017年 |
走行距離 | 168,000キロ |
車検 | 令和8年1月(残り1年6ヶ月) |
事故歴 | あり ・前バンパー全交換済 ・リアフェンダー傷(未修復) ・後部バンパー破損(未修復) ・その他小さな傷多数(未修復)) |
装備品 | ・純正フルセグカーナビ ・リアモニター ・純正アルミホイール ・ドライブレコーダー ・バックカメラ |
その他 | ・喫煙あり ・コンソールボックス蓋破損 ・リアシートドリンクホルダー破損 ・天井に大きなシミ ・メインバッテリー新品交換済(2か月前) ・エアコンコンプレッサー交換(6か月前) ・手持ちスタッドレスタイヤ付 |
セレナのライダーはオーテックジャパンが手掛けた人気グレードでしたが、既に販売終了しているため、中古でも乗りたい方は結構いるらしいのです。
とはいえ、今回査定に出したセレナの状態はかなり厳しい状況だと認識していました。
新古車として購入してから8年間16万キロを超える走行をしているだけでなく、微妙に運転が上手くない私によりつけられた多数の擦り傷、元気の有り余った我が息子2人が付けてくれた想い出たっぷりの破損に汚損。更には前を走る車からバックで突っ込まれた逆追突事故歴もあります。



MOTA車買取には申し込み時にこれらの情報をできる限り多く提供して開始します。
MOTA車買取は上位3社のみと交渉する新方式
従来の一括査定サービスでは申し込み後に複数の買取業者から電話が殺到する問題がありました。
MOTA車買取は最大20社による競争入札を実施しながら、実際に連絡があるのは査定額上位3社のみという画期的なシステムを採用しています。



MOTA車買取を利用しようと思ったきっかけの1つはこの仕組みでした。
いくら買取業者だとわかっていても自分の個人情報が多くの業者に知られることや、こちらの予定構わず多数の着信が入ることなどの不安を払拭してくれたのです。このハイブリッド方式により営業電話の負担を軽減しつつ、競争による高額査定を実現する革新的なアプローチとなりました。
このアプローチにより月間7.8万人以上が利用する国内最大級の自動車買取サービスに成長し、自動車流通のDX化を推進しています。
最大20社が同時査定する車買取サービス
MOTA車買取には大手中古車販売店から地域密着型まで、様々な特色を持った買取店が約2000社加盟しています。参加業者には全国TOPクラスの実績を持つ大手チェーンのほか、輸入車専門店や地域密着型の小規模店舗まで含まれており、多様な専門性を活かした競争環境を構築しています。
申し込み後最短3時間で最大20社の概算査定額をWeb上で比較できるため、従来の一括査定のように各業者と個別に日程調整する手間が不要です。
入札下限金額以下での買取を禁止する規約により、精度の高い査定額を事前に確認できる仕組みとなっています。
最大20社の査定を受けられるということで、十数社くらいは入札してくれるのでは?と期待をして申込しましたが、今回愛車セレナに入札してくれた買取業者は8社のみでした。
入札数が半分の10社を切るとは思わず「あれ?セレナ人気ないのか?」と少々寂しい気持ちになりましたが、査定を終えてみると上位3社以外はさほど魅力的な査定額ではなかったこともあり、入札件数は気にならなくなりました。
入札があった8社の概算査定額
査定額公開時間になるとMOTAよりメールで下記のような通知が届きます。
依頼者は、マイページにログインすることで8社すべての概算査定額や社名、口コミを確認することができますが、電話連絡が来る予定の上位3社については、この通知メールに社名や営業時間、住所、連絡先などの情報が記載されています。





上記メールは査定額公開時間に届くものの、上位3社からも同時に着信が入り、メールを確認できないまま買取業者との日程調整に…。
できれば買取業者からの着信より前にメール確認する時間が欲しいと感じました。
改めてマイページより入札のあった8社からの査定額を確認しました。
愛車セレナの基本項目、写真を含む任意項目を元に8社が算出した概算査定額は下記の通りです。
順位 | 下限額 | 上限額 | 上限と下限の差額 | ディーラー査定額との差額 |
---|---|---|---|---|
1位 | 37.8万円 | 45.0万円 | 7.2万円 | 15.3~22.5万円 |
2位 | 35.8万円 | 42.0万円 | 6.2万円 | 13.3~19.5万円 |
3位 | 26.2万円 | 27.5万円 | 1.3万円 | 3.7~5.0万円 |
4位 | 22.4万円 | 35.0万円 | 12.6万円 | -0.1~12.5万円 |
5位 | 18.0万円 | 21.0万円 | 3万円 | -4.5~–1.5万円 |
6位 | 15.8万円 | 35.8万円 | 20万円 | -6.7~1.3万円 |
7位 | 15.8万円 | 20.0万円 | 4.2万円 | –6.7~–2.5万円 |
8位 | 8.0万円 | 28.0万円 | 20万円 | -14.5~5.5万円 |
MOTA車買取を利用すれば確実にディーラーより高額な査定が出ると思っていたのですが、意外にも上位3社以外は下限査定額がすべてディーラーの査定額以下でした。
ただ、これはあくまでも私が提示した情報のみを元にした査定額なので、現車確認で大きく変わる可能性はあります。
特に今回査定に出した愛車セレナは未修復箇所が多く、1か所はかなり広範囲な傷だったうえ、提出した写真では純正ホイールを履いていない状態だったことが大きく影響したのではないかと考えています。



やはり事前にしっかりと車を確認し、正確な情報を提示することが大切だと実感しました。
マイページでは入札業者の詳細までチェックできる
入札業者による査定結果を掲載しましたが、実際は下の写真のようにマイページで各社ごとに表示されています。


査定額の他、会社名や住所、連絡先はもちろん、口コミの総合評価がわかりやすく掲載されているのも利用者には嬉しいポイントです。
また、査定結果1位~3位の買取業者は自動的に現車確認に進む流れになっていますが、4位以下でも気になる買取業者がある場合は、マイページから現車確認を依頼することが可能です。
この情報の中で注目したいのは、店舗情報下に掲載されている店舗コメントです。コメントを読むと、査定に出した車を買い取りたいと思っている業者がよくわかります。
中にはコメントのない店舗もありますが、査定額や総合評価、口コミ以外にコメントも業者探しの参考にすると良いでしょう。
MOTA車買取の仕組みと独自の特徴
従来の一括査定サービスでは大量の営業電話対応が利用者の負担となっていました。
MOTA車買取は最大20社による事前査定方式と上位3社限定の連絡システムを組み合わせ、2025年に特許を取得した革新的な技術により、利用者負担を軽減しながら高額査定を実現したのです。
減額禁止制度やキャンセル保護など独自のルールにより、安心して利用できる取引環境を構築し、利用者を獲得すると共に2025年には特許も取得しています。
これらの仕組みがどのように動作するのか、詳しく解説しましょう。
入札方式による査定の流れを解説
車両情報の入力完了後、最大20社の買取業者が提供された情報に基づいて概算査定額を競争入札で提示します。
入札の結果は、下記の時間で一斉開示
申込完了時間 | 査定額開示時間 |
---|---|
0時~14時59分 | 当日18時 |
15時~23時59分 | 翌日12時 |
査定依頼が完了すると「査定依頼完了・パスワードのご案内【MOTA車買取】」というタイトルのメールが届きます。メールには、マイページやパスワードの案内と同時に査定結果開示日時についても記載されています。


今回の申込完了時間は午前9時過ぎのため、当日18時の開示です。申込み完了時間からは約9時間後になりますが、当日中ということもあり、あまり「待った」という感じはしませんでした。
また、ディーラーでの査定は毎回電話予約後、車を持ち込んでから更に待つという流れですが、MOTA車買取では申込み完了から開示までの査定時間を自由に使えるのもメリットに感じました。
この段階では個人の連絡先は業者に伝わらず、査定額のみがマイページ上で確認できるため、しつこい営業電話を回避できます。
開示された査定額の上位3社が自動選出され、これらの業者のみに個人情報が開示されて実車査定へと進む仕組みです。
この公平な競争入札システムにより、買取業者は最初から適正価格での入札を行うインセンティブが働きます。
電話対応が3社だけに限定される理由
従来の一括査定では申込み後に数十社から一日に何度も営業電話がかかる問題が深刻化していました。
MOTA車買取では、事前入札により高額査定を提示できた上位3社のみに利用者の連絡先を開示し、複数社対応の手間を大幅に軽減する仕組みを構築しました。
買取業者側にとっても上位3社に選ばれるための競争が生まれ、営業コストの削減と効率的なオペレーションが実現されます。この仕組みにより2022年3月末比較で約9倍の問合せ件数を達成し、利用者満足度の向上を実現しました。
上位買取業者からの連絡
今回、このような一括査定サービスを始めて利用しましたが、上位3社からの連絡でも少々驚いてしまうくらいの着信がありました。というのも、開示時間18時に3社が一斉に連絡をしてくるからです。
査定開示時間、すっかり開示時間を失念して外出をしていました。スマホに知らない電話番号から着信があったことで査定結果だ!と思い出し、出たところやはりMOTA車買取の買取業者さんでした。



「車買取のMOTAから査定依頼を受けたB社の△△です。現車確認をさせていただきたいと思いますが、ご都合の良い日時はありますか?」
電話口の印象は、とても爽やかな青年という感じの方で最初に「MOTAからの依頼」ということと自社の社名、氏名をしっかりと名乗ってくださったので安心して話をすることができました。
しかし、人の氏名と異なり、会社名は各社特有のものや横文字が多く、事前に知らない社名だと一度聞いただけでは覚えられません。
マイページで開示結果を見る前に着信が入っているため、上位3社を把握できていないので、自分がどこの買取業者と話しているのかよくわからないままのスタートとなりました。
着信は18:01で公開時間直後だったため、この時点で各社の査定額は確認ができていませんでしたが、上位3社であることは間違いないはずなのでそのまま現車確認の日時を調整させていただきました。
そして電話を切ると同時に次の着信、更に通話中に着信ありのSMSも受信するという、日常ではあまり経験することのない着信の多さに右往左往したことは鮮明に覚えています。
しっかりと自宅で連絡を待っていればメモなどで対応できたのですが、買い物中の店内だったので余計にバタバタしたことは自分の反省点です。
入札下限金額以下での減額を禁止する制度
2023年4月12日の規約改定により、入札下限金額以下での買取を禁止する独自のルールが制定されました。
利用者が登録した車両情報と査定した実車に大きな相違がない限り、加盟店都合による減額を禁止し、原則入札金額の下限以上での買取を義務化しています。
申込時には知らなかったのですが、ふと事前の査定額より安く査定されることはないのか?と気になって調べたところ、下記規約がありました。
入札下限金額以下での買取の禁止(第5条1項&3項)
ユーザー(売主)が登録した売却対象車両の情報と査定した実車に大きな相違が無いにも拘わらず、加盟店都合で減額することを禁止する。原則入札金額の下限金額以上で買取りするものとする。
この制度は全国の消費生活センターに寄せられる中古車売却トラブルの増加を背景に導入され、「入札金額を下げられた」という相談に対する対策として機能しています。
違反した買取業者には加盟店契約の解除などのペナルティが課され、利用者の利益保護を徹底する体制が構築されています。この規約があることで安心してMOTA車買取を利用することができましたが、買取業者としては思い切った金額を出せないということにも繋がっているように感じました。
下限額以下にできないのですから、思い切って高額査定をつけられないのは至極当たりまえのことです。
この仕組みを事前に知っていたこともあり、概算査定額が出た時点で「最低でもこの金額で買い取ってもらえる」位に考えると共に、現車確認の結果上限査定額を上回る査定額が付く可能性もあるだろうという期待もわずかにありました。
「MOTA決済」を使える買取業者なら更に安心
MOTA車買取には売却を決めた後に詐欺被害に遭わないように対策できる「MOTA決済」サービスがあります。
中古車買取詐欺は、ニュースなどで取り上げられることも多いのでご存じの方もいると思いますが、ユーザーが車両を引き渡したにもかかわらず代金が支払われないという詐欺被害です。MOTA車買取がこのような詐欺被害のリスクをなくすために導入したのが「MOTA決済」です。
MOTAマイページ上でもMOTA決済が利用できる買取業者には、下の写真のように社名下に赤字で「MOTA決済可」と記載されているため、簡単に確認できます。


「MOTA決済」マークがついている買取業者に売却を決めた場合、MOTA車買取が買取業者とユーザーの間に入り、車両引渡し前に買取業者から買取代金を預かってくれます。
この仕組みにより、車両を引き渡したのに代金が支払われないというリスクがなくなるだけでなく、買取業者側にとっても代金を支払ったのに車両を受け取れないというリスクがなくなり、双方が安心して取引できるようになります。



今回、結果的にMOTA車買取に売却はしませんでしたが、売却を決める際は「MOTA決済」を1つの条件としても良いと感じました。
翌日までのキャンセル制度
売買契約後であっても車両引き取り日の翌日まではキャンセル料なしで契約解除が可能という柔軟な制度を設けています。
買取店によるキャンセル拒否やキャンセル料徴収も禁止されており、利用者の希望があれば必ず契約解除に応じる義務が加盟店に課されています。キャンセル手続きは買取店への直接連絡により行い、マイページやカスタマーサポート経由では受け付けていません。
ただし車両引き取り日の翌々日以降のキャンセルについては、各買取店との個別契約条件に準じるため、契約前の確認が重要です。
緊急時の対応として、カスタマーサポートフォームでの相談も可能ですが、最終的なキャンセル手続きは買取店との直接やり取りが必要となります。
最短3時間で査定結果が判明
申込み後最短3時間で最大20社の査定結果がマイページ上で確認できる迅速な査定システムを実現しています。具体的には0時~14時59分の申込みで当日18時、15時~23時59分の申込みで翌日12時に結果が一斉開示される仕組みです。
この速度は事前査定方式により実車確認前に概算査定額を算出することで実現され、従来の一括査定のような各業者との個別日程調整が不要となっています。


査定額開示後、MOTAマイページのトップでは上の写真の通り、簡易的に上位3社の査定額がランキング表示されます。すべての査定結果は、下の写真のような各社の情報がソート機能付きのマイページで一覧表示され、各業者の査定額の上限・下限が明確に確認できます。


ネットワーク混雑や入力情報の不備により遅延が発生する場合もありますが、その際はショートメッセージによる通知システムで利用者に状況を伝える体制が整備されています。
運営会社の概要と信頼性
株式会社MOTAは1999年6月3日設立、資本金100百万円、従業員数156名の企業です。本社を東京都港区北青山に構え、自動車DX事業と不動産DX事業を展開しています。
個人情報保護については「個人情報保護マネジメントシステム要求事項(JISQ15001)」に準拠した管理体制を構築し、プライバシーポリシーを制定しています。
東京都公安委員会許可第301080306892号を取得しており、古物営業法に基づく適正な事業運営を行っています。
過去には2025年5月に一部加盟店による詐欺被害事例が報告されましたが、現在は規約改定により加盟店への監督体制を強化しています。
MOTA車買取のメリットと他社にない4つの強み
従来の一括査定サービスの問題点を解決し、利用者満足度78.3%を達成するMOTA車買取の具体的なメリットを数値データで検証します。
営業電話の大幅削減、競争による高額査定の実現、完全無料制度、事前査定額表示など、他社では実現できない独自の強みが利用者から高い評価を獲得。
月間7.8万人以上が利用し、想定より高い査定額を得た利用者が71%に達するなど、定量的な成果が実証されています。
具体的にどのような効果があるのか、実際のデータとともに詳しく解説します。
1.営業電話が3社だけで従来の一括査定より大幅削減
MOTA車買取の最大の魅力は、従来の一括査定サービスが抱える営業電話の問題を根本的に解決している点です。
一般的な車一括査定サービスでは、申し込み後すぐに参加している全ての買取業者から一斉に電話がかかってきます。多いときには10社以上から連絡があり、中には1日に何十件もの着信が続くケースも珍しくありません。
しかしMOTA車買取では、査定に参加した最大20社の中から、高額査定を提示した上位3社からのみ電話連絡が来る仕組みを採用しています。
この革新的なシステムにより、利用者は査定結果を確認してから必要最小限の電話対応で済むようになりました。実際に利用者からは「以前の一括査定では1週間以上電話が鳴り続けたが、MOTAではそのようなことがなく非常に使いやすかった」という高い評価が寄せられています。
2.20社の競争で高額査定を実現し買取店1社より平均30万円アップ
MOTA車買取では、最大20社の買取業者がオンライン上で競い合う入札方式を採用しており、この競争原理が高額査定を生み出す原動力となっています。
従来の車査定では、買取店1社ずつを回って査定を受けるか、複数社に連絡して個別に査定依頼する必要がありました。しかしMOTA車買取なら、1回の申し込みで最大20社が同時に査定額を提示するため、自然と業者間での価格競争が発生します。
特に注目すべきは、買取業者にとって「高額査定上位3社に入らなければ顧客との商談機会を得られない」という厳しいルールが設けられている点です。これにより各業者は競合他社を意識した精一杯の査定額を提示せざるを得ない状況となり、結果として利用者により高い買取価格がもたらされる仕組みとなっています。
3.手数料完全無料で有料サービスよりコストを削減
MOTA車買取は査定費用、売却手数料、キャンセル料など一切の費用が発生しない完全無料制度を採用しています。買取業者からの手数料で運営されるビジネスモデルにより、利用者負担ゼロでサービス提供を実現しています。
他社の有料サービスでは成約時に数万円の手数料が発生するケースもありますが、MOTAでは査定額がそのまま受取額となります。
売買契約後であっても車両引き取り日の翌日まではキャンセル料なしで契約解除が可能なため、安心して利用できる制度設計となっています。
隠れコストや追加料金は一切なく、透明性の高い料金体系が利用者から高い信頼を得ています。
4.事前査定額表示で他社相場を確認後に交渉可能
申込み後最短3時間で最大20社の概算査定額をWeb上で比較できる事前査定システムを提供しています。従来の一括査定では「実車を見ないと分からない」として査定額を教えないケースが多く、相場把握が困難でした。
MOTAでは入札下限金額以下での買取を禁止する規約により、事前表示された査定額の信頼性が担保されています。
利用者は相場情報を事前に把握できるため、「この金額なら売却を検討したい」という判断が可能になり、より有利な条件で交渉を進められます。
マイページ上で各業者の査定額を一覧比較できるため、情報格差による不利益を回避し、透明性の高い取引が実現されています。
MOTA車買取のデメリットと注意点
MOTA車買取は一括査定サービスの中でも「電話が少ない」「高額査定の3社のみとやり取り」といった特徴で注目を集めていますが、利用前に知っておくべき注意点やデメリットも存在します。
実車査定後の減額リスク、地域による入札数の格差、申込み手続きの実際の所要時間、悪質業者の見分け方など、利用者が遭遇する可能性のある問題は少なくありません。
これらのデメリットを理解せずに利用すると、期待していた結果が得られずに困惑する可能性もあります。本記事では、MOTA車買取の注意点を包み隠さず客観的に解説します。トラブルを回避し、納得のいく車売却を実現するためには、どのような点に気をつけるべきでしょうか。
実車査定後の減額リスクは他社でも共通する問題
車買取における減額リスクは、MOTA車買取に限った問題ではなく、車買取業界全体で発生している共通の課題です。2023年4月にMOTAが規約改定により「業者都合での減額禁止」を明確化したものの、適正な理由がある場合の減額は依然として発生する可能性があります。
実車査定での減額が発生する一般的な原因として、修復歴の発覚、エンジンやトランスミッションなどの機械関係トラブル、水没歴、車内の臭いなどが挙げられます。全国の消費生活センターに寄せられる中古車売却に関する相談件数は、2021年度で前年度の1.25倍に増加しており、車買取業界全体でトラブルが増加傾向にあることがわかります。
事前申告で防げる減額と防げない減額を明確に区別することが重要です。車の状態について知っていることを隠したり、事故歴や修復歴を故意に申告しなかった場合は、契約不適合責任を問われ、減額を受け入れる必要があります。一方で、査定時に発見可能な外観の傷やへこみなどは査定員の見落としとみなされ、減額に応じる義務はありません。
減額提示時の対応方法として、まず減額理由の詳細な説明を求め、根拠となる書面の提示を要求しましょう。査定員の見落としが原因の場合は毅然として減額を拒否し、どうしても納得できない場合は契約のキャンセルも検討できます。
地域格差による入札数の違いで都市部と地方に差
MOTA車買取では、地域によって参加する買取業者数に大きな格差があり、これが入札数や最終的な査定額に影響を与えています。実際の調査データによると、都市部の平均入札数が3.55社であるのに対し、地方では3.00社となっており、明確な地域格差が存在することが確認されています。
人口の少ない地域では、MOTAと提携している買取店が少ない場合があり、「MOTAに申込んでも1件も査定してくれなかった」というケースも報告されています。これは地方ユーザーにとって大きなデメリットとなり、一括査定サービスの最大の利点である「競争による高額査定」の恩恵を受けにくくなります。
地域格差が査定額に与える具体的な影響として、入札数が少ないことで価格競争が生まれにくく、結果として都市部と比較して査定額が低くなる傾向があります。また、地方では大手買取業者の店舗が少ないため、地域密着型の小規模業者が中心となり、買取力に限界がある場合もあります。
地方利用者向けの効果的な活用方法として、MOTA車買取だけに頼らず、複数の一括査定サービスを併用することをおすすめします。提携業者数が多いカーセンサーなどと組み合わせることで、より多くの業者からの査定を受けられる可能性が高まります。
査定申込みに実際は5分必要で45秒は困難な理由
MOTA車買取の公式サイトでは「45秒で入力完了!」とアピールしていますが、実際に正確な査定を受けるためには最低でも5分程度、場合によっては10分以上の時間が必要になります。この時間差が生じる理由は、45秒で入力可能なのは最低限の必須項目のみで、高精度な査定を受けるには任意項目の入力が不可欠だからです。
今回、必須項目のみを入力して一旦申込をしたところ、マイページには任意項目の追加入力を勧める表示が出続けていました。


決して任意項目を入力しなければならないというわけではありませんが、「効果買取が期待できます」というコメントから入力した方が良いんだろうと感じて、入力に進みました。
申込み手続きの各段階での実際の所要時間は概ね下記の通りだと思います。
入力項目 | 入力内容詳細 | 所要時間 |
---|---|---|
基本情報 | 車種・年式・グレードなど | 約1分 |
詳細情報 | 走行距離・修復歴・事故歴など | 約2分 |
追加情報 | 装備品の選択、コメントなど | 約1分 |
写真 | 車の写真撮影とアップロード | 約3〜5分 |
釣り査定の見分け方と悪質業者を避ける方法
車買取業界では、高額査定で顧客を釣って後から減額する「釣り査定」が問題となっており、MOTA車買取でもこうした悪質業者に遭遇するリスクがあります。MOTA車買取の仕組み上、上位3社に入るために過度に高い査定額を提示し、実車査定で大幅な減額を提示する業者が存在することが報告されています。
釣り査定の典型的なパターンとして、他社と比較して明らかに高すぎる査定額の提示、「今日中に契約すれば」といった即決を迫る営業、査定時に見つけやすい問題を後から発見したと称する減額要求などが挙げられます。全国の消費生活センターに寄せられるトラブル事例では、「契約後にキャンセルを申し出たら法外な違約金を請求された」「強引に契約させられて車を持っていかれた」などの悪質なケースが報告されています。
信頼できる業者の特徴として、査定額の根拠を明確に説明できること、過度に即決を迫らないこと、契約書の内容を丁寧に説明することが挙げられます。また、JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)に加盟している業者は、業界の自主規制ガイドラインに従っているため、より安心して取引できます。
トラブル発生時の対応方法として、まず証拠となる書類やメールを保管し、業者との交渉内容を記録に残しておくことが重要です。解決が困難な場合は、JPUC車売却消費者相談室や国民生活センター(電話番号188)に相談することで、専門的なアドバイスを受けられます。
MOTA車買取の利用手順と流れ
MOTA車買取は、申込みから売却完了まで段階的に進む仕組みです。
最大20社が競争入札し、上位3社のみと交渉するため無駄な営業電話がありません。申込み後、最短3時間で査定結果が確認でき、00:00〜14:59までの申込みは当日18時、15:00〜23:59までの申込みは翌日12時に結果開示されます。
査定費用や売却手数料は一切かからず無料で利用できるサービスで、キャンセルも可能です。
どのような手順で進めれば効率的に高額売却できるのか、詳しく解説していきます。
車両情報の入力から申込み完了まで


申込み画面では車種・年式・グレードなど基本項目と任意項目の入力が必要です。



さほど車に詳しくない私にとって一番のハードルはこの最初の申込みでした。
口コミなどでは専用サイトから簡単に申込みできるとの記載があり、MOTAのTOPページにも「45秒で入力完了!」とあったため、気楽に入力を開始しましたが、これは基本項目のみの時間です。
愛車セレナには修復歴があったため、基本項目のみであっても修復歴入力に多少時間がかかってしまい実際は2分程度で完了となりました。ある程度車に興味のある方で修復歴などがなければ45秒も現実的な時間だと感じます。
車検証を手元に準備し、車種名・年式・グレード・走行距離・修復歴の有無を正確に入力します。申込み時には車検証とメンテナンスノートを用意しておくとスムーズに確認と入力が行えます。
更に正確な査定のためには任意項目や写真アップロードも含めて10分程度かかります。
写真は6枚まで提出可能で、明るい場所で複数の角度から撮影することが推奨されています。写真撮影については別途「意外と時間を要する写真撮影」で詳しく解説しています。
実際、基本項目の入力を終えると画面下部に「任意項目の入力で愛車の買取額UP!」のコメントが出てきます。
この時点ではMOTAでどれくらいの査定が付くのか未知数だったこともあり、高額査定を目指し、任意項目の入力に進みました。
車に詳しい方や手元に車検証をはじめとして資料をしっかりと準備している方、車に傷などがない方であれば、10分くらいで完了するのではないでしょうか。
しかし、車にさほど詳しくないことも手伝って、任意項目の入力にかなり時間を要し、写真も含めると30分位の時間を要してしまったのです。
- ローン残債
- 電動スライドドア
- ミッション
- カーナビ
- その他の装備・状態
禁煙/ワンオーナー/レザーシート/傷・へこみあり/ペット乗車実績あり/サンルーフ/純正オプションサウンドシステム/新車時の保証書・取扱説明書あり/全周囲モニター/純正後席モニター/純正フルエアロ - 乗り換え検討
- 型式
- 車台番号
- 車検期限
- 排気量
- 乗車定員
- ドア枚数
- 燃料
- 写真(最大6枚)
正面/サイド/後方/ハンドル・メーター/ - その他(傷など)
これら入力項目で確認に時間がかかった項目は、下記3点でした。
- 「ミッション」
- 「その他の装備・状態>純正オプションサウンドシステム」
- 「その他の装備・状態>純正フルエアロ」
車検証にはもちろん記載がなく、既に取扱説明書も手元にない状況です。
この車を気に入って購入した家族も仕事中で連絡が取れず、調べ方もわからず、一時ポカーンとしてしまいました。結局、一旦入力を中止して家族の帰宅を待ってから入力を再開することにしたのです。
SMS認証による電話番号確認後、マイページのIDとパスワードが発行されます。任意項目では装備情報やコメント欄への記入、車両写真の提出により査定精度が向上するため、可能な限り詳細な情報提供が重要です。
意外と時間を要する写真撮影
45秒では困難な理由として、MOTA車買取の最大の特徴である「事前に概算査定額がわかる」というメリットを最大限活用するには、できるだけ多くの情報を提供する必要があります。写真は最大6枚まで提出可能で、明るい場所で複数角度から撮影することが推奨されており、これだけでも数分を要します。
今回の査定で提出した写真は下の5枚です。
「前面」、「サイド」、「後方」、「ハンドル・メーター」の4枚は撮影箇所と方法が決められているため、指定通りに撮影をします。しかし、我が家の駐車場所は広くないので指定通りにフレームに収めるのに一苦労…。車を何度も移動させて何とか撮影に成功しました。
また、5枚目・6枚目は任意の写真をアップロードできるので、大きな傷などがある場合はここに提出した方が、後になって大幅な減額に繋がらないでしょう。


効率的な申込みのための事前準備方法として、車検証や整備記録簿を手元に用意し、修復歴や事故歴を整理し、車の状態を正確に把握しておくことが重要です。また、写真撮影は明るい屋外で行い、外観・内装・エンジンルーム・メーター表示などを事前に撮影しておくとスムーズに進められます。
査定結果の確認と上位3社の選定
査定結果は指定時間にマイページで一斉公開され、最大20社の概算査定額を比較できます。
0時〜14時59分までの申込みは当日18時、15時〜23時59分までの申込みは翌日12時に概算査定額が提示されます。査定額上位3社が自動選出され、個人情報が開示されて連絡可能となります。
業者選定では査定額だけでなく、口コミ評価や実績、対応エリアも確認要素です。マイページでは各業者の詳細情報や過去の取引実績を確認でき、希望に応じて上位3社以外の業者も追加選択可能です。
MOTA車買取では入札下限金額以下での買取を禁止しており、実車査定で大幅な減額を防ぐ仕組みがあります。査定額の有効期限は結果開示から1週間のため、この期間内に実車査定を受ける必要があります。
申込時には、概算査定額を確認してから上位3社から電話連絡が入ると思っていましたが、実際は概算査定額を確認できないまま各買取業者との日程調整に至りました。
というのも、開示と同時に上位3社が競って電話連絡をしてくるため、査定額を確認する暇がないのです。個人的に査定額はともかく、口コミは事前に確認しておきたかったのですが、そんな余裕はまったくありませんでした。
結果的にすべての調整を終えてから開示内容を確認することになりましたが、出来ることなら直接電話で話す前に口コミなどの情報を確認する時間が欲しいですね。
実車査定の日程調整と交渉
上位3社から電話連絡があり、実車査定の日程調整を行います。
電話の内容は出張査定の依頼で、正確な査定価格は出張査定後にお知らせされます。多くの業者が無料出張査定を実施しており、自宅や職場での査定が可能です。
査定当日は車検証・自賠責保険証明書・メンテナンスノートを準備し、スペアキーや取り外した純正パーツも探しておくことを推奨されています。査定時間は30分〜1時間程度が目安です。
交渉では概算査定額を下限として、実車の状態を踏まえた最終価格が提示されます。複数社を同日に査定してもらい競争を促すことで、より高額な買取価格を引き出せる可能性があります。装備品の説明や整備履歴の提示により、査定額アップを図ることが大切です。
今回、上位3社の査定日時は下記のように設定しました。
- 概算査定開示2日後 AM:2位買取業者
- 概算査定開示2日後 PM:1位買取業者
- 概算査定開示5日後 AM:3位買取業者
口コミなどでは18時の概算査定開示後、当日中に査定に来てもらったとの情報もありましたが、今回どの買取業者も翌日以降とのことでした。
更にこちらの都合もあり、開示日から数日後の訪問となりました。
この時点で1つ感じたことがあります。
特に今回2位に入った買取業者は、たまたま査定に出した愛車セレナを探していたそうで、とても積極的でした。買取たいという気持ちが査定額にも、対応にも出ているけど強引ではない、非常に気持ちの良い対応をしていただきました。
反対に3位の買取業者は、日程調整連絡の時から査定時まで常に控えめな雰囲気で、あまり興味がないのかな?という印象を受けました。
あとでわかったことですが、買取業者としてはなるべく早く現車確認の予約を取りたいとのことでした。
もちろん査定額によるのでしょうが、現車確認の日時が後になってしまうと先に来訪した業者に売却してしまう方も多いらしいのです。
私は3社すべてに査定をしてもらってから決めようと思っていましたが、急いでいる方や時間のない方はある程度の額がつけば最初の業者に売却してしまうのかもしれません。
現車確認(査定)と査定結果
現車査定は、2位・1位・3位の順番で2日間に渡り訪問してもらいました。
まずは気になる査定結果を先にご報告しましょう。
事前査定額 | 実際の査定額 | 事前査定額との比較 | ディーラーとの比較 | |
---|---|---|---|---|
1位 A社 | 378,000~450,000円 | 326,000円 | DOWN↓ | UP↑ |
2位 B社 | 262,000~275,000円 | 353,000円 | UP↑ | UP↑ |
3位 C社 | 358,000~420,000円 | 360,000円 | UP↑ | UP↑ |
1位の買取業者は事前査定額よりも大幅減額という結果になりました。それでもディーラーの下取り額よりは高額なので不満はありませんが、1位の買取業者は事前査定の何を元に高い額を算出し、現車確認では何が原因で減額となったのか気になるとことです。
その場でしっかりと聞ければよいのですが、その場では頭が回らず何も聞けませんでした。
2位の買取業者は事前査定よりも大幅増額、3位の買取業者は事前査定範囲内という結果なものの、3社とも現車査定額に大きな差がないことから概ね35万円前後なんだということでしょう。
買取業者に対して理解できる説明を求めるべきということはわかっていますが、今回は男性買取業者に女性1人の立ち合いで査定をしてもらっていたこともあり、なかなか聞くことができなかったのが事実です。
買取業者側が高圧的な態度をとったわけでも、強引な減額を要求してきたわけでもありませんが、やはりその場の環境によっては減額に対する詳細を聞くのが難しい場合もあると思います。
不安がある場合は、複数人での立会いや男性の同席など、事前に対策をしておくと安心でしょう。
現車確認と金額提示
3社とも到着時に電話連絡があり、先に乗ってきた車の駐車場所の確認をしました。
地域により異なるのかもしれませんが、車で査定に来るため自分の車とは別に買取業者の車を駐車できるスペースを確保しておいた方がスムーズだと思います。駐車場所がなければ近隣のパーキングに駐車してくるとのことでしたので、駐車スペースがない場合は訪問日時調整時に伝えておいた方が良いでしょう。
車を駐車し、挨拶をしたら早速査定開始です。3社とも査定開始時に「だいたい20分~30分程度で終わると思います」 など、だいたいの査定時間を教えてくれるので、査定中は席を外していても問題なさそうです。
今回は、査定中の様子を知りたかったので、各業者さんに写真撮影の了承を得て、撮影しながらすべての査定に立ち合いました。


素人目だと何を確認しているのかよくわかりませんが、皆さんだいたい同じ個所を確認しているのはわかりました。意外にも皆さん大きな傷はさほどチェックせず、小さな傷やなかなか目につきにくいルーフ部分、スライドドアの動きなどをしっかりチェックしていたようです。
すべてのチェック完了後、3社中2社は会社に連絡し査定額の相談、1社は訪問した方がそのまま査定額を算出してくれました。
結果は先にお伝えした通りですが、3社中1社だけは最初しっかりと金額を言ってくれず、「だいたいこの位ですが…」という表現だったので、買取が難しいのかな?という印象を受けました。さすがにそれでは困ってしまうので、はっきりとした金額提示を求めたところ、なんとか教えてくれたので安心しました。



査定額を教えていただく時、皆さん他の業者さんの金額を聞いてきたので、少々困惑しました。
やはり、どの業者も他者の査定額が気になるようですが、他社の査定額を言って良いのか、悪いのか?伝えることで今回の査定に影響するのか、しないのか?そのような気持ちもあり、今回はかなり大まかな査定額を伝えました。
また、査定結果の見積りなど書面を欲しかったのでお願いしましたが、3社とも書面はもらえませんでした。今までディーラーや店舗型買取店では当たり前に受け取っていたため少々驚きました。
理由を聞いたところ、書面を元に他社と比較される可能性、諸条件により査定額が変動するため、など様々なようです。
どうにか口頭以外の方法で査定額を示せないか相談したところ、A社は名刺裏に手書き、B社は帰社後にSMS送信でとご提案いただき、お願いしました。


売却契約からお金の受取りまで
売却先決定後は売買契約書の内容確認と必要書類の準備を進めます。
普通自動車の場合は自動車検査証、印鑑登録証明書(発効後1ヶ月以内を2通)、自賠責保険証明書、自動車納税証明書、リサイクル券が必要です。軽自動車の場合は印鑑登録証明書が不要になります。
名義変更手続きは通常、買取業者が代行で行います。代金受取りは3日〜1週間が平均で、即日入金対応の買取店もあります。契約前に入金タイミングを確認しておくことが重要です。
車両引き取り日の翌日までであれば、キャンセル料等の請求なしで売買契約の解除が可能です。契約書の重要事項を十分確認し、不明点は遠慮なく質問して納得の上で契約締結することが大切です。
売却拒否もスムーズ
今回、悩んだ結果愛車セレナは売却せず、継続して乗ることにしました。
この結論を出すまでに約1週間かかりましたが、その間に執拗な連絡や強引な勧誘は一切なく、1社からとてもソフトな状況伺い電話が1本あっただけです。
その際、検討中であること、継続して乗る可能性が高くなってきたことを伝えましたが、態度が変わるようなこともなく、とても助かりました。
売却についてはユーザーが選択する権利があるので、何も悪いことをしているわけではありませんが、やはりお断りするのは気まずさがあります。
3社それぞれにお断りの連絡をしましたが、どの買取業者もまったくイヤな対応がありませんでした。
「残念ですが、承知いたしました!また機会がありましたら是非お願いいたします!」
「拝見して非常に思い出の多いお車だと感じましたので、乗り続ける方が良いと思います!」
「わざわざご連絡いただきありがとうございます。またご縁がありましたら、よろしくお願いいたします。」
3社それぞれの言葉で、気持ちの良い回答をいただき、本当に感謝しています。



この一連の対応を受け、次に売却を考えた時もMOTA車買取を利用しようと思いました。
MOTA車買取が向いている人・向いていない人
MOTA車買取は上位3社のみとやり取りする独特な仕組みにより、従来の一括査定とは異なる特徴があります。
最大20社が競争入札し、査定額上位3社からのみ連絡がくるため営業電話を大幅に削減できます。実際の利用者調査では71%が想定より高い査定額を得られており、高額売却と手間削減を両立している点が評価されています。
一方で、4位以下の業者は切り捨てられるため最高額を逃す可能性や、地方では参加業者数が少ないといった課題もあります。即日現金化希望者や1円でも高く売りたい人には不向きな場合があります。
自分の状況や優先順位に合わせて適切なサービスを選択することが重要です。どのような人にMOTAが適しているのか、詳しく解説していきます。
MOTA車買取をおすすめする人の特徴
営業電話対応が苦手で高額査定も実現したい人に特に適したサービスです。
従来の一括査定では申込み直後から複数業者による電話ラッシュが発生しますが、MOTAでは上位3社のみからの連絡となるため電話対応の負担を大幅に軽減できます。利用者調査では電話数について64%が「適切」と評価しており、営業電話への不安が軽減されています。
また、最大20社による競争入札システムにより、交渉が苦手でも自動的に高額査定を引き出せる仕組みが特徴です。入札下限金額以下での買取禁止ルールにより、実車査定で大幅減額されるリスクも抑制されています。
車買取初心者にとっても、事前にWeb上で概算査定額を確認できるため相場感を把握しやすく、安心して利用できます。査定額の透明性が高く、初回利用でも失敗しにくいサービス設計となっています。
営業電話を減らしたい一括査定初心者
一括査定を初めて利用する人が最も懸念するのが営業電話への対応です。
一般的な一括査定では申込み直後から複数業者が一斉に電話をかけてくるため、時間を問わず電話が鳴り続ける状況が発生します。仕事中や休日関係なく電話がかかってくることで、多くの初心者が途中で嫌になってしまう事例が報告されています。
MOTAでは事前入札システムにより、連絡先が伝わるのは査定額上位3社のみです。複数回線からの電話もありますが、対応すべき業者数は大幅に限定されるため心理的負担が軽減されます。
初心者でも安心して利用できる理由は、査定結果を事前にWeb上で確認できる点です。概算査定額を見てから実車査定に進むかを判断できるため、予想外の低査定に驚くリスクが少なくなります。
高額査定を狙いたいが交渉は苦手な人
高い売却価格を希望しながらも価格交渉に自信がない人にとって理想的なサービスです。
MOTAの競争入札システムでは、最大20社が事前に査定額を提示するため、利用者が積極的に交渉しなくても自動的に価格競争が発生します。各業者は上位3社に入るために限界に近い査定額を提示せざるを得ない仕組みとなっています。
入札下限金額以下での買取を禁止する規約により、実車査定での大幅減額も防止されています。業者都合による減額は原則禁止されているため、提示された査定額での売却が期待できます。
実際の利用者からは「交渉が苦手でも満足いく価格で売却できた」との声が多数寄せられています。最低限の対応で最大限の効果を得られるため、交渉経験が少ない人でも安心して高額売却を目指せます。
他社サービスの方が良い人の特徴
即日現金化や1円でも高く売りたい人には他社サービスが適している場合があります。
MOTAは入札から売却完了まで3日〜1週間程度かかるため、緊急に現金が必要な場合には不向きです。また、4位以下の業者は自動的に切り捨てられるため、交渉次第で高額買取可能な業者を見逃すリスクがあります。
地方在住者は参加業者数が少なくなる傾向があり、都市部に比べて競争原理が働きにくい問題があります。2025年4月時点でMOTAの提携店数は1,490店舗ですが、地域格差は依然として存在しています。
特殊車両や高級車については、専門店での査定の方が適切な評価を得られる可能性が高くなります。MOTAは一般的な国産車には強いものの、特定分野に特化した専門業者には及ばない場合があります。
即日現金化を求める人はビッグモーター(現WECARS)が最適
緊急に現金が必要で即日売却を希望する場合は店舗型買取業者が適しています。
大手車買取業者の多くは即日現金化に対応していませんが、個人経営や地域密着型の買取店では即金対応が可能な場合があります。ビッグモーター(現WECARS)は全国302店舗を展開し、店舗持込みであれば当日中の査定・契約が可能です。
ただし、即日現金化には制約があります。高額な現金を査定員が持ち歩くリスクや、査定ミスによる後日減額トラブルの可能性があるため、大手では基本的に後日振込となります。振込までは通常2〜3営業日程度です。
緊急売却時の注意点として、査定額が適正かどうかの比較検討時間が不足するリスクがあります。急いでいる状況では足元を見られて安く買い叩かれる可能性もあるため、可能な限り複数社での比較を推奨されています。
地方在住者はカーセンサーの方が入札数が多い
地方在住者は参加業者数の多いカーセンサーの利用が効果的です。
カーセンサーは1,000社以上の買取業者と提携し、最大30社への同時査定依頼が可能です。全国的なカバレッジが高く、地方でも安定して複数社からの査定を受けられる強みがあります。リクルートグループの長年の実績により、地方の中小業者とのネットワークも充実しています。
MOTAでは地方において参加業者数が1〜2社程度に留まるケースが報告されており、競争原理が十分に働かない問題があります。特に人口の少ない地域では「1件も査定申込みがなかった」という事例も存在しています。
地方在住者向けの効果的な売却戦略は、カーセンサーで幅広く査定依頼し、その中から信頼できる業者を絞り込む方法です。業者選択機能を活用して口コミ評価の高い買取店を選ぶことで、安心して取引を進められます。
MOTA車買取と他社サービスの違いを徹底比較
車を高く売りたいなら一括査定サービスの活用は必須ですが、数多くのサービスがあり選択に迷うものです。
MOTA車買取は「最大3社のみとの交渉」という独自システムで注目を集めていますが、業界最大手のカーセンサーや老舗のズバット車買取、エイチーム運営のナビクル車査定とはどのような違いがあるのでしょうか。
電話対応の負担、査定時間、手数料、参加業者数など重要な比較項目を数値データで詳しく分析し、あなたの状況に最適なサービス選択をサポートします。このあと各サービスの特徴を詳しく解説します。
カーセンサーとMOTA車買取を比較
業界最大手のカーセンサーとMOTAを総合的に比較すると、それぞれに明確な強みと適した利用者層があります。
カーセンサーは提携業者数1000社以上、最大30社への同時査定が可能で、地方でも複数社から査定を受けられる地域カバー率の高さが最大の特徴です。一方MOTA車買取は提携業者数1000社以上ながら、高額査定上位3社のみとの交渉に絞ることで電話ラッシュを防ぐ仕組みを採用しています。
電話対応システムの根本的違いも重要なポイントです。カーセンサーでは依頼した全業者から連絡が来るため、30社依頼すれば30社分の電話対応が必要となります。対してMOTAは最大20社が入札するものの、連絡があるのは査定額上位3社のみ。電話対応の時間負担で比較すると、カーセンサーが1〜2時間程度、MOTAは約30分程度と大幅な差があります。
地域による効果の違いも見逃せません。都市部では両サービスとも十分な業者数を確保できますが、地方ではカーセンサーの方が安定して複数社を確保しやすく、MOTAは入札数が少なくなる可能性があるという口コミが見られます。
ズバット車買取とMOTA車買取を比較
老舗一括査定サービスのズバット車買取とMOTAを比較すると、査定スピードとシステム設計に大きな違いがあります。
ズバット車買取は最短32秒で申込み完了、申込み後すぐに概算相場を確認できるスピード重視の設計が特徴です。提携業者数は280社程度と他社より少なめですが、大手買取業者を中心とした質重視の構成となっています。一方MOTA車買取では申込み後、最短3時間で最大20社の概算査定額を確認できます。
運営実績の面では、ズバット車買取が2003年サービス開始で累計利用者250万人以上の実績を持つ業界古参企業です。株式会社ウェブクルーが運営し、JPUC(日本自動車購入協会)にも正式加盟しています。MOTAは比較的新しいサービスながら、オークション形式と一括査定のハイブリッド型として革新的なシステムを構築しています。
時間効率を重視する場合の選択基準として、急いで売却したい人にはズバット車買取の即日概算相場確認機能が有効です。一方、電話対応の負担を減らしながらも複数社比較したい人にはMOTAの3社限定システムが適しています。
ナビクル車査定とMOTA車買取を比較
エイチーム運営のナビクル車査定とMOTAを初心者向け機能とサポート体制で比較すると、それぞれ異なるアプローチで利用者の安心感を確保しています。
ナビクル車査定は東証プライム上場企業エイチームホールディングスのグループ会社が運営し、47秒での簡単申込み、累計540万件以上の利用実績を誇ります。JPUC(日本自動車購入協会)のWeb監修も受けており、誤解を生む表記を避けるガイドラインに沿った運用を行っています。手数料は完全無料で、最大10社への同時査定が可能です。
MOTA車買取は「2度目に使いたくなる」をキャッチフレーズに、査定費用・売却手数料一切無料でサービスを提供しています。最大の特徴は入札下限金額以下での買取禁止ルールで、WEB査定時と実車査定時の大幅な減額を防ぐ仕組みを導入している点です。
初心者向けサポート機能の充実度では、ナビクルが申込み後の買取相場即座表示、過去の利用者口コミ確認機能、JPUC認定適正買取店の紹介など包括的なサポートを提供します。MOTAは上位3社のみとの交渉で初心者の心理的負担を軽減し、写真6枚まで提出可能な詳細査定システムで査定精度を高める工夫をしています。
一括査定サイト5社の特徴比較表
主要な一括査定サービス5社の特徴を一覧表で比較し、項目別の優劣と利用者タイプ別の最適サービスを明確にします。
サービス名 | 提携業者数 | 最大査定数 | 電話対応 | 査定時間 | 特殊機能 | 手数料 |
---|---|---|---|---|---|---|
カーセンサー | 1000社以上 | 30社 | 依頼数に応じて多数 | 即日可能 | オークション形式選択可 | 無料 |
MOTA車買取 | 1000社以上 | 20社 | 上位3社のみ | 最短3時間 | 事前査定額表示 | 無料 |
ズバット車買取 | 280社以上 | 10社 | 依頼数に応じて | 最短32秒申込 | 概算相場即座表示 | 無料 |
ナビクル車査定 | 100社以上 | 10社 | 依頼数に応じて | 47秒申込 | JPUC認定店紹介 | 無料 |
カービュー | 300社以上 | 10社 | 依頼数に応じて | 45秒申込 | 20年運営実績 | 無料 |
項目別優劣ランキングでは、業者数と査定可能数でカーセンサーが1位、電話負担軽減でMOTAが1位、スピード重視でズバット車買取が1位、安心感ではナビクル車査定が1位、運営実績ではカービューが1位となります。
利用者タイプ別の最適サービス推奨では、「とにかく高く売りたい人」にはカーセンサー、「電話を減らしたい人」にはMOTA車買取、「スピード重視の人」にはズバット車買取、「初心者で安心重視の人」にはナビクル車査定、「実績重視の人」にはカービューがそれぞれ最適です。
MOTA買取は利用者が安心して利用できる
今回、MOTA買取を利用して一番感じたことは、安心して利用できるということです。
申込から査定まで車に無知な女性1人での対応となりましたが、買取業者の方々は皆さん親切な対応で不安に感じることは一切ありませんでした。
また、査定額も上位3社共にディーラーより高額査定となり、今後も車を売却する際はMOTAを利用したいと考えています。
とはいえ、感じ方は人それぞれですので、MOTA以外の一括査定サイトの方が向いている方もいるでしょう。
一括査定サイトを利用する際は、口コミや各社の方針を良く調べてから利用することをおすすめします。